最近、ニキビができるんだけどなかなか治らないんだ。
ちゃんと洗顔もスキンケアもしているのに。
早く治る方法ってないのかな?
確かに。ニキビって「青春のシンボル」とかって言われるけど
気になるよね。どうやったら早く治るんだろう?
こんな人のための記事です。
この記事では、
- 簡単に治す方法について
- ニキビで皮膚科を受診するの?
- いざ!皮膚科へ
- 肌の経過観察
をご紹介していきます。
この記事を書いている筆者は、超がつく肌弱い人間です。幼い頃から皮膚科に通っており、
- 超敏感肌。
- お肌の話題が大好き♪
- 皮膚科や美容皮膚科の付き合いは10年超。
- 現在も継続中
ということで、
ニキビで悩んでいる息子の肌をキレイにしたい!
今回は、
本気でニキビを治したい
と思っている方に向けて発信しています。
息子が中学生になり、早めに市販のスキンケア用品や塗り薬、ビタミン剤を購入し、ニキビケアの対応してきたのですが、なかなか改善しない。
スキンケア用品が合わなかったのかなと心配になり、ネットで調べたりして改善を図るも、なかなか治らない。
やっと治ったと思ったら再発しての繰り返しでした。
ニキビを気にして触ったり、長く洗顔したりし、ニキビを悪化してしまう始末。肌の専門家ではないため、正しいアドバイスができているのか不安で仕方がありませんでした。
超敏感肌の私は皮膚科とは長い付き合い。ただニキビができたという理由で皮膚科には行かなかったため、今でもあらゆる肌悩みを抱えつつ、美容皮膚科に通っています。
早いうちに治したいと思っているのですが解決方法がわからないと悩んでいました。
簡単に治す方法について
ニキビがなかなか治らない、炎症になっているニキビがある、かゆみが強いなどといった症状があれば皮膚科を受診しましょう!
簡単に治す方法って皮膚科なの?とかニキビで病院を受診するの?など思うかもしれませんが、ニキビは慢性的な皮膚の炎症で「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれます。
皮膚科で治療するという認識は低いですが、皮膚科で治療できます。
でも、皮膚科ってお金がかかりそう・・・
ニキビによる治療(抗菌剤)は保険適用です。
最近では子供にかかる医療費の助成範囲が拡がっており、市町村によっては無料となるケースもあります。
全国でも、子供にかかる医療費の助成範囲を18歳となる年度末までとする市町村も増えています。
※東京都では、今まで中学生だった医療費の助成対象が、2023年度から高校生にまで拡大される方針です。
ニキビで皮膚科を受診するの?
そう思った方がいるかもしれませんが、炎症や痒みなどが起きているときは病院を受診する目安になるかと思います。
炎症が起きていない初期のニキビなら市販の化粧水などで対応しても大丈夫だと思いますが、炎症したニキビを放置して悪化してしまうとニキビ痕になってしまうことがあるので早めに皮膚科受診をお勧めします。
ニキビ痕、つまりクレーターのようなニキビ痕ができる前と後では治療にかかる費用が違うからです。
いざ!皮膚科へ ①問診②ニキビについて③治療方法
はじめてニキビで皮膚科の受診とあって緊張や不安からかあまり乗り気出なかった息子でしたが、病院内は同じように思春期のお子さんを連れた親子連れが目につきました。
付き添いの私も、これぐらいで病院にきたの?と思われたらと心配でしたが、病院内もニキビ治療のポスターなどが貼れていて、息子とふたり安心しました。
①問診
- いつからニキビができているのか
- 普段どんなスキンケアしているのか
- 顔を見せて、ニキビを確認
特別な検査などはありませんでした。
そのあと、先生からニキビの状況と原因、今後のニキビ治療について説明を受けました。
②ニキビについて
ニキビは症状が進行するにつれて、毛穴に炎症が起こるため、早い段階から治療することで、炎症を長引かせないことが重要なんですよと先生から説明がありました。
ニキビは目にみえない小さな毛穴の詰まりから始まり、角栓ができ(毛穴が詰まり)白や黒いニキビが出来て、毛穴に皮脂が溜まり、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖する、炎症が起きる=赤ニキビとなって、炎症が広がるとのことでした。
次は処方される薬の塗り方などの説明、希望があれば、ケミカルピーリングや光治療など保険適用外の治療もあるとの説明を受けました。
抗菌剤(塗り薬)や内服薬でニキビの効果を確認したかったので、ひとまず保険適用内での治療を進めることにしました。
先生からは、抗菌剤を処方するので経過観察でまた1週間後に来院してとのことでした。
③皮膚科で処方されたお薬について(保険適用)
処方された塗り薬はデュアック配合ゲルでした。追加でビタミン剤も処方していただきました。
デュアック配合ゲルとは?
デュアック配合ゲルは、過酸化ベンゾイル(酸化剤)とクリンダマイシン(外用抗菌薬)の合剤です。
2つの成分の作用
・厚くなった角質を剥がし、毛穴に詰まった角栓を取り除きます。
・増殖したアクネ菌を減らし、炎症が起こるのを防ぎます。
・炎症の原因となる物質の発生を抑え、炎症の悪化と化膿を防ぎます。
デュアック配合ゲルは、ニキビを発生させる4つのしくみのうち3つに働きかけて症状を改善します。
引用:サンファーマ株式会社より
1日1回、洗顔後に適量を塗布するのみ。
今使用している化粧品などでケアする必要はなく、デュアック配合ゲルのみでいいとのこと。皮膚科の先生にも薬剤師にも確認しましたが、そのほかにスキンケアは必要ないとのことでした。
処方されたビタミン剤(飲み薬)
薬名 | 効能 |
ハイチオール錠80 | ターンオーバー促進、ニキビ改善 |
ビオチン0.2%「フソー」 | 湿疹や皮膚炎を改善する、髪や爪を健康に |
ビフロキシン配合錠 | ニキビ予防やニキビの改善 |
シーピー配合顆粒 | 肌の調子を整える。皮脂の分泌を抑える |
ひとまず、デュアック配合ゲルとビタミン剤のみで治療していくことにしました。
肌の経過観察
それでは、実際に肌の状態を見ていきましょう。
塗布して3日目ぐらいから炎症は治まり、7日目は改善しているのを確認できました。7日目では小さくなり、赤みのみです。14日目には赤みも引いており、肌がワントーン明るくなっているのが確認できます。
朝は洗顔のみ。夜は洗顔後にデュアック配合ゲルのみのケア。ビタミン剤は1日3回服用しました。
デュアック配合ゲルのみで、ニキビが改善されていくのを実感し、息子も喜んでいました。
早くニキビを治したい!日常で心がけた習慣について
皮膚科の先生からの説明と息子がやっていた習慣で共通していたことを紹介します。
- 洗顔は1日2回。過度に洗わないこと。部活後なら追加で1回までは良い。
- 洗顔前には手を洗い、洗顔は摩擦をせずに、たっぷりの泡でやさしく洗うようにする。
- すすぎ残しがないように丁寧に洗い流し、清潔なタオルで優しく拭く。
- 化粧品を使用する際は、低刺激性やノンコメドジェニック※な化粧品を選ぶ。※ノンコメドジェニックとは、コメドを起こしにくいように作られている化粧品のこと。
- ニキビに触れない。頬杖や顔を触らない。ニキビは潰さない。
- テレビやスマホをいじっている時など知らず知らずのうちに頬杖をついたりしていませんか?無意識に顔を触っている方はちょっと意識を変えてみるだけでも変化があるはず。触らないように意識してみましょう!
- 枕カバーやベッドシーツを清潔にする。
- 見落としがちなのが、ベッドシーツやまくらカバーなどの寝具用品。見た目にはわからなくてもほこりや汗で汚れています。清潔な状態を保つことが大切。
- 睡眠をきちんととる。
- 睡眠不足は、すこやかな肌を保つためのターンオーバー(肌代謝)は睡眠中に活発化します。 寝不足が続くとターンオーバーを低下させてしまいます。
すぐにでも皮膚科に行きたいけど、行けないんだよ。
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ニキビとの戦いは続く
間違ったニキビケアはニキビを進行させてしまいます。今のスキンケアで合っているかという不安を抱えてケアするよりも、専門家に治療やアドバイスを受けた方が安心です。
ニキビの種類や状態でも治療方法は違うからです。
皮膚科を受診したことで、息子の肌が改善しました。治らないことのストレスを抱えるよりも、早めに治療を行うことでより短期間で改善が図れます。
完璧に治るというわけではなく、ニキビは慢性的な皮膚の炎症なので、長期的な治療は必要になります。
ニキビのできにくい肌を目指して根気強く治療していきましょう。
早めの治療がニキビのできにくい肌への近道なんだね